恋愛部☆番長組



『なら私が一番の友達になるっ!!』



 そう言ったんだ。
 覚えてるかな?


 たぶん、忘れてるだろうけど。




 18歳の高校生と10歳の小学1年生。 
 これじゃ周りからみるとただのロリコン
 で、俺は周りによく不信な目で見られた。



「今日もどこに行くの!?」


「...そうだなぁ。今日はショッピングに
 行こうか」



「うんっ!!」


 単純に笑う君を見て、可愛いなって。
 俺も素直になればこんなにいい子に
 なれるんだろうか、って。

 そう思うほど子供って言うのは可愛くて
 思わず笑みだ零れる。



 ...俺も、母さんに素直になれれば 
 よかったのかな。



 今、この子に俺の足りない部分を
 教えてもらってる気がした。



 ...それから、少し体に異変が起こり
 はじめて俺はみるみるうちに、いつか
 自分じゃない自分がこの子をどうか
 
 しちゃうんじゃないか、って
 思うようになっていった。


 ...毎晩、夜になると、俺はいつの間にか
 あの子を餌としている自分に嫌気が差す。



「...本当に変態じゃないかこれじゃ」



 毎晩毎晩、小さいこのことを考えて
 おかずにして、いつかあの子に
 馬鹿な事しちゃうんじゃないか、って。


 思うように、なってしまった。


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