恋愛部☆番長組




 あ、神社がある!!
 ちょっと行ってみようかな...。



 道端の近くに階段をみつけて
 私は一歩一歩、上る足の感覚をかみ
 締める。


「はぁっ...はぁっ...結構きついな」


 やっぱり上るんじゃなかったっっ!!
 つ、疲れるっっ!!


「あっ、おみくじだっっ!!」


 上まで上ると奥の方、端におみくじと
 書かれた古い家紋のついた家を見つけ
 ると

 
 疲れていたことを忘れて颯爽と
 おみくじのところまで走った。



「ひとつくださいっ!!」


「はい、300円ね」



 大吉でるかな~

 凶とか出たら最悪...。



「はい、300円」


「ありがとね~」


 
 お金を渡し、くじの箱の中に手をぐっと
 突っ込む。



 大吉~、大吉でますようにっっ!!
 どりゃああああああ!!!


 引いたのは、凶でした。



「そ、そんな馬鹿なっっ!!」


 ずーんと一人で落ち込んでると
 くすくす笑う声がする。



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