恋愛部☆番長組



 チュッ―――。


 今、何が起こってるの?
 唇が、熱い。


 ちゃんと、息遣いも感じる。


「....っは。...千春―――」


 ドンッと私は先生を押した。

 今、自分に何が起こったのか
 やっと分かった。


 どんっ、と押す。



「やめてくださいっっ!!」



「千春?」



 何度、
 口を拭ったとしても触感が消えない。
 

 私は、



 先生とキスしたんだ――――。



 どうして、こんなこと...。
 私、キス、されちゃった.....。
 大好きな天野君とするはずだったのに。



「ひっくっ...ぐすっっ...」



 やだ...

 消えないっ

 先生とキスした感触が全然消えない
 よぉっっ!!!


 涙、止まんない。



「...諦めないから。キスして悪かったな。
 今のは忘れてくれ。...じゃ...」


 忘れる?....無理だよ....。


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