恋愛部☆番長組
一枚ずつ。
密、俺、密、俺―――。
そして、全部が配り終えた時、密は
ふんと鼻で笑った。
ま、まさか――――。
最後の一枚を俺が手にした時、
それは起こった。
「ばばはお前だな」
「はぁ...けど負けないよ?」
俺と密は見えない火花を散らして
フフフフっと互いに笑う。
俺達を見守っている大地、風見、藤村
はなにかと勝負の間に口を挟んだ。
「ね、僕なんか寒気がするんだけど...」
「大地は俺達とゆっくちティーカップでも
飲んでようよ。藤村が淹れたのって結構
おいしいよ?」
「うんそうする!!」
「おい、それは俺の淹れた紅茶だろうが」
そして戦いの時間がやってまいりました。