恋愛部☆番長組



 ここは―――...


「左だぁぁぁああっっ!!!」


「ああっ!?」


 ま、まさかっっ!!
 俺が勝っ――――。


「なんてな」


「....っち...きりが無い」


 また俺の手元にはババが。 
 また逆戻りだ。


 さあ、
 密は、どっちを選ぶ!!!



 右と左に動く密の目。
 そして、ぢっちのトランプをひくか
 俺の反応をみて判断してる。

 
 くそ。
 やりにくい。



「俺は....こっちだああああっっ!!」


「あっ――――」


「っっまたはずれかよっ!!あ゛~も~っ!!」


 フウッ。
 危ないところだったな。


 たらりと汗が首筋を通って流れてく。


 もう一度説明しよう。
 これは、罰ゲームに負けたものは
 恥ずかしいめにあうという立花が勝手に
 作ったルールなのである。



「風見君、なかなか終わらないねあの
 二人」


「う~ん、もう少しでタイムオーバー
 だと思うけど...」


 その間、3人はティータイムでほんわか
 しながら黒いオーラを放つ二人を見守っ
 ていた。

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