恋愛部☆番長組



「え?どうしてわかるんですか?」


「だって、密君って天野君には必ず負け
 るんだよね~」


 風見の言葉の間に大地が入る。
 あたりまえのような安心しきった顔で
 3人は私をみつめた。



「はい。おーしまい」

 

 向こうから
 はっきりと天野の声が聞こえた。



「ほら、終わったみたいだよ?♪」


「勝負は...天野の勝ちだな」


 天野君が、勝った?
 あの立花君に??


 胸の中で何かが大きく膨らんだ感じ。
 嬉しさからかな?

 胸いっぱいになるこの気持ちを
 天野君に伝えたい。
   

「おめでとう天野君っ!!」


「あ、千春ちゃん。ありがと♪俺千春ちゃん
 のために頑張っちゃった♪」


「あ、天野君...////」



 嬉しい。
 冗談でも、ドキドキするよ。



「さ、密には罰。何してもらおっかな~♪」

「...くっ。俺も男だ。なんならどんと
 こいっ!!」


 天野君、なんだか楽しそう。
 私も天野君が楽しそうだと笑顔に
 なっちゃう。



「フフッ!♪」


 罰ゲーム。天野君は早速、罰として
 3つのことを立花君に命令した。

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