恋愛部☆番長組



 あ、頭に手が...。
 ...温かい。大きいな、天野君の手。


「あーあ。密君の面白い顔が見れると
 思ったのに~。僕達お邪魔みたい」


「大地、お邪魔しちゃ悪いから外に出て
 ようか♪」


「ったくこんなところでイチャついてん
 じゃねーよ////」
 


 私達がイチャついているのをみた3人
 は部室から出て行ってしまった。



 もしかして、気を使ってくれたのかな?
 なんか、恥ずかしい////



「あらら。俺等二人だけになっちゃった」


「そっ!そうみたいだね!!ハハハッ...」



 ドキドキドキッ



 なんだろうこの緊張感。
 3人が気遣ってくれるのは嬉しいんだけ 
 ど、逆に変に意識しちゃうよ~~!!



「...もうすぐ日も落ちるし、どこか
 歩こうか」


「えっ?あ、そうだね...」



 やっぱり、
 天野君は




 あの時の
 あの時いなくなった





“ゆーちゃん”なの??






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