恋愛部☆番長組
それから、今。
なぜか店に入っても
私の隣に座っていても不機嫌な天野君。
ど、どういうことなのこれ!?
立ち去りたいっっ!!
「...千春ちゃん、まだ未成年でしょ?
なんで合コンとかしてるわけ?」
「べ、別に。私だってもう18なんだか
らいいでしょ?」
飲み物を手に持ってストローで少し
づつ飲みだす。
これって、監視されてんの!?
今さっきからすごく視線が痛いんだ
けどっっ!!
私の前に楽しそうに話している梓と
知らない男性。
もともと、私が座るはずだった席に
天野君がふんぞり返るように座って
るから私が他の人と喋れないし。
「ね、ねぇ。そこどいてくれない??
私他の人と喋りたいんだけど...」
呆気なく
「ダメだ」
即答に言われるし。
そんな私達の会話をじっとみつめる梓
が心配そうな顔で私に聞いてきた。
「千春、天野と知り合いなの??」
「え?あ、まぁ一様...」
仮の彼氏、とはいえないし。
とりあえずごまかすと、天野はむっと
した表情でみんなに見せびらかすよう
に私を抱き寄せる。
え?
「ダーメ。この子は俺のだから。詮索
禁止」