恋愛部☆番長組
先生って、何処まで優しいの??
あんな人が私の彼氏だったらよかった
のに...。
先生の言うとおり、そこで待って
いると一台の車が私の横でクラクショ
ンを鳴らした。
プップーッッ!!
その車の窓がゆっくりと開くと中から
西原先生が顔をだす。
「ほら、乗って?」
「あ、はいっ!!」
天野君以外の男の人の車って乗った
ことが無いから緊張してたりして。
「し、失礼しま~す...」
「そんな硬くならないでいいよ。リラック
スして?」
あ、その言葉。
天野君と同じ....。
「は、はい...」
天野君じゃない。
この人は西原先生だ。
天野君じゃ、ない。
ハンドルを握り締めて運転する横顔、
似ても似つかない。
天野君とは違う格好よさ。
私、今の仮の関係をやめて
先生と結婚するのも
あり、なのかもしれない。
「先生、私、先生と結婚したい」