恋愛部☆番長組
きっとどこかで期待してたんだ。
千春が俺のことを好きになって
告白されるんじゃないかって。
だけど
千春からその言葉を
また、聞かされるのか?
また、「他に好きな人がいる。」
そう言われるかもしれないと思って
俺は怖くなったんだ。
ああ、また俺はフラられるのかって。
だから
俺は....。
「天野なんかに千春は渡さない。
私は正々堂々とした奴しか認めない
から」
そう言って部室から立ち去る梓。
男の俺よりか男前でいっそ清清しい。
「....認めない、か...」
部室に一人
梓が出て行ったドアを見つめていた。