恋愛部☆番長組




「玄関で待ってんのに全然でてこね
 えから様子見に来ただけだったけど..」



「けど...?」



「...なんで泣いてんの?」



 
 ぎしっとベッドに座る立花。

 真剣な顔がすぐ近くにある。



「――っ....好きだって、気づいたのに
 振られちゃった――...う、ううっ...」



 ピクッと立花の眉が動いた。 



「...俺以外に好きな奴?」



「ひっくっ...ぐすっ....」



“違うっ”って言いたいのに、泣いてる
 
 せいで言葉がまともに喋れない。




「んっ!んんっ~~~っ!!」



 
 な、なんでキスするのっ!?

 こんなことしたら...

 余計、諦められなくなるじゃん――...。




「お前は俺のものだろ?俺以外の奴の
 話するな。いいな?」



「は、はい...//////」




 こんなの、卑怯だよ―――...



 
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