恋愛部☆番長組




 あの時、千春の様態が急変してること
 
 に気づかなかった俺は、ただ千春と

 二人だけだということに縛られていて

 情けないけど、緊張してた。



 キス、されるまでは―――...



 
 ん?千春からメール...

 千春からなんてはじめてだな。




――――――――――――――――――



 名前:桐島 千春

 用件:遊びに行かなない...?



 
 その、友達からチケット4人分
 
 もらったから


 暇だったら、行こ?





――――――――――――――――――



 
 千春が、俺に...。





 千春が俺を誘ってくれた。

 はじめて千春からメールが届いた。

 そんな些細なことが単純に嬉しかった。




「フッ。可愛い奴―――...」







 
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