恋愛部☆番長組
「...お前に話す必要はない」
「なっ、だ、だってせっかくカレーが
おいしそうに作ってあったのに―――」
「食ったらお前、死ぬぞ?」
ビクッ――――
こんな怖い顔の密、はじめてみた。
カレーを捨てたらさっさと向こうの
ソファにどかっと座っている。
...どうして??
どうして食べたら死んじゃうの??
どうして、私に教えてくれないの――?
「っんなことよりさっさと飯作れよ。
俺腹へって―――」
「...なんで教えてくれないの?」
「あ?」
「私は密の彼女なのに、どうして何も
教えてくれないのっっ!?」
両手を握り締めて、抱えきれない思い
を胸に私はそこから飛び出した。
「あ、おいっっ―――!」