恋愛部☆番長組
「...俺の母親、俺が小さいころから他の
男と遊んでんの。まだ幼かった俺には
そんなことわかんなくて、ほとんど俺
施設で育ったようなもんだからな」
そう...だったんだ...
全然知らなかった。
「物心つく時には母親がどこかに消えて
町の噂の的になってたわけ」
密君―――...
「そんである日、あのババァ、ふらっと
帰ってきたんだよ。この家に」
「それじゃあ―――...」
「ああ。お前の予想通りあのカレーを
作ったのもあいつ」
「でもなお更食べなきゃ―――」
「ところが、だ」
私の声を密君がさえぎる。
え?まだなにかあるの―――...??
「なんとあいつ、この俺が邪魔になった
みたいである時料理に薬物入れやがった。
俺一度は死にかけてびっくり」
「なっ―――....!!?」