恋愛部☆番長組




「...俺、どんな顔で笑ってた?」



「...悲しそうな顔」



「...そうか。お前の体温、あったけえな」



「うん。密君こそ―――...」



「そうだな...」




 初めてお互いに心を触れ合った気が

 した。



 そのときの密君はとても壊れそうで

 今にもなきそうな小さい男の子の
 
 姿のように見えて母性本能をくすぐる。



「ごめんね?私から聞いたのに...」



「あ?お前同情してんのか?それだった
 らいらねえよ」



 あ、いつもの密君だっ!




「えへへ~♪」



「...なんか、お前に弱みを握られた
 みたいで悔しいんだけど」




「え?そうかな?でも、やっぱりいつもの
 密君に戻ってよかった!///」



「...お前って、Mだっけ?」



「ち、違うもんっ!!////」



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