恋愛部☆番長組
「じゃ、行くか....ほら」
ドキッ――――
この手は、まさか―――...
「なにしてんだ?ほら行くぞ」
「え、わっ!////」
ぐいっと引っ張られて歩く下駄の音。
顔は後ろからはあまり見えないけど
夕日に混じっているせいか少しだけ
耳が赤い気がした。
やっぱり、ドキドキするなぁ...。
あ、シャンプーの香り...
お風呂上りなのかな――――...?
待ち合わせの場所までまだ結構時間が
ある。何か話題を――――
「ひ、密君、お風呂に入ったの?」
「ん?何俺の浴槽シーン想像したわけ?
ヤラシー」
「ち、違うもんっ!////」
そしてまた、くくくっと笑う密に
胸を打たれる。
うっ....やっぱ反則だよ――...。