恋愛部☆番長組
「じゃ、無事に4人そろったからそろそろ
遊園地に向かおうっ♪」
えっ――、ちょ!?
手を引っ張られるかと思ったら、密君
も私の手を離さないから両腕がぎしぎし
音をたてる。
「い、いいいたいよ二人ともっ!」
「こいつは....俺のだっつーのっ!」
「あら...っ意外と立花君って独占欲強い
んだ。しょうがない。ここは一旦引く
けど次はないわよ?」
「ああ。望むところだ」
や、やっと二人とも離してくれた...
はあ...意外とこの二人ってもしかして
似てるのかも...。
「ほら武田くんっ!行くよっ!」
「え、ちょ俺はっ――――...」
強引に背中を押されながら武田君と
梓は私たちをここに残した。
...気を使われたのかな。
梓のことだし、きっとそうだ。
「じ、じゃあ私たちも行こうッ!」
「ところでお前、今日が何の日か知って
るか??」