恋愛部☆番長組
「わっ―――...顔真っ青だよ!?大丈夫?
ちょっとそこのイスで休もうか?」
「あ、うん平気...」
ダメだ。
体がふらふらする―――...。
体のバランスが崩れて、運よく地面に
倒れずにすんだけど、おかげで武田君
に体ごとキャッチされた。
「わっ!?大丈夫か!?やっぱりそこの
イスで休もう。ほら、掴まって」
体がふわっと浮いたかと思うと、
武田君にお姫様抱っこされていた。
「だ、だいじょうぶだよ!そんな大げさ
なことじゃ―――...」
こんなとこ密君に見られたら―――...
「なにしてんの?」
「ひ、密君っ!!?」
あ、もう帰ってきたんだ...。
「あー、ごめん。なんか勝手にジェット
コースターに乗ってたら千春が急に
具合悪くなっちゃって―――...」
「どれ?見せろ――――...」
私の頭に触れようとした手を私は跳ね
のけた。