恋愛部☆番長組
あっ――――...
だけど、密君も悪いんだもんっ!
「い、いいよ。ごめん。大丈夫だから――」
「俺には歯向かう気?」
俺様に、火をつけてしまったらしい。
私は武田君から降ろしてもらって、顔
をそむける。
なんか、今密君の顔が見られない...。
「...ちょっと来いっ」
「や、ちょっと離してっ!」
強引に引っ張られる私は、遊園地と
少し離れた灯台に連れてこられた。
数分歩けば、上にいける階段があって
そこから見える星々は格別に綺麗だ。
「...俺に反抗したらどうなるか分かっ
てるよな?」
「だ、だってっ!」
「今のお前に拒否権なんてない。ほら、
さっさと言え」
なんか、だんだん俺様度が上がってき
てる気がする...。
「..............私とじゃなくて、
梓と行ったから」