恋愛部☆番長組
「ま、この教会もつぶれるそうだし。丁度
見にこれてよかったわ。じゃ行くぞ」
え?もうおしまい??
ここ、もしかして思い出のとこなんじゃ
―――...
嬉しそうだし、........まいっか。
意味深な言葉を残して結局教えてもら
えなかったけど、こんなことを私だけ
に話すなら、と思うことにして諦めた。
「あ、いたいた!探したんだぞお前らっ!」
「よかった~!見つかって!二人して迷子
じゃないかって心配したんだからね~!?」
あ、武田君と梓―――...
心配そうな顔しながら私たちに駆け寄る
二人は同時に安堵のため息。
梓と武田君って―――...
「お前ら、意外と気があうんじゃねーか?」
あ、私もそれ言おうと―――...
フフッ♪なんか同じ事を思うって
――――嬉しいな♪
つい顔が緩んでしまう。
「あ~!千春笑ったな~!!私は今彼氏
がいるんですからこんなさわやかな男
なんてごめんよっっ!!」