恋愛部☆番長組
急いで玄関のドアをガチャっと開ける
と―――――...
「そんなに走るほど俺に会いたかったの
か??」
目の前に、笑ってる密君がいる――
そう思うときゅうっと苦しくなって
思わず抱きしめた。
「なっっ!――――っ...なんだよ。今日は
ほんとどうかしてんじゃねーか?」
うん。
私もう―――
密君がいないとだめになっちゃった
みたいだよ...。
「ううん。ごめっ――...なんでもない。
ほんとに、ちょっと寂しかっただけ」
そう言って密に笑顔でありがと、と
お礼を言った。
「あ、ごめんねいきなりっ!!私の家、
何もないけど今―――...」
「寂しいならもっと俺とくっついてろよ」
えっ―――?
私は抱きしめられていた。
いつもより強く、心臓が聞こえてしまい
そうなほどに。
ひ、密君っっ/////