お前のすべてを愛してやる【完】
「じゃぁ、行ってきます!!」
「行ってらっしゃい、気を付けてね!」
目玉焼きとゴハンを食べ、亜矢乃は元気よく家を出る。
あと一年間、耐えなきゃ…。
中学になったからってこれがなくなるわけじゃないかもしれないけど、とりあえずあと一年間…。
ただ、この頃亜矢乃は目にも症状が出始めていた。
同じく日光のアレルギーからくるものだった。
先生からはサングラスを勧められた。
心配する康太と美和は亜矢乃にサングラスを作った。
学校に行くだけの5分間、真っ黒のサングラスをかけなければいけない。
もちろん、色んな人から指をさされた。
“なに、あの子。サングラスかけてる!!”
“あれ、神崎だよな。あいつなんだよ、マジキモイ”
こんな声がたくさん聞こえた。
「行ってらっしゃい、気を付けてね!」
目玉焼きとゴハンを食べ、亜矢乃は元気よく家を出る。
あと一年間、耐えなきゃ…。
中学になったからってこれがなくなるわけじゃないかもしれないけど、とりあえずあと一年間…。
ただ、この頃亜矢乃は目にも症状が出始めていた。
同じく日光のアレルギーからくるものだった。
先生からはサングラスを勧められた。
心配する康太と美和は亜矢乃にサングラスを作った。
学校に行くだけの5分間、真っ黒のサングラスをかけなければいけない。
もちろん、色んな人から指をさされた。
“なに、あの子。サングラスかけてる!!”
“あれ、神崎だよな。あいつなんだよ、マジキモイ”
こんな声がたくさん聞こえた。