呪島~ノロイジマ~
「わぁーすごいよ。各部屋にもシャワーがついてるなんて」



「おおスゲェーな。こんなのタダで使わせるなんて、

テルさんの親父の会社って、どんだけ儲けてるんだよ」


由梨と健介は、二人で盛り上がっている。



その二人の後を、テンションの上がらない祐次と美絵がついて行く。



「ちょっと~二人とも暗いよ」


由梨が口を尖らせた。



「そんなこと言ったってなぁ~みんなが揃ってなきゃ、面白くもなんともないだろ」


「そうよ」


声を荒げた祐次に、美絵も同調した。

< 129 / 716 >

この作品をシェア

pagetop