呪島~ノロイジマ~
どうやら行き止まりのようである。


一段下がったところで、足元の岩に波がぶつかっていた。


どうやらこの先は、海底トンネル的な感じになっているのだろう。


こちら側からは、潜水の道具でも装着していなければ、先には進めない。





健介は携帯電話の明かりで、周りを照らしてみた。



壁際に少し大きめの石が積まれており、まるで墓石のように見える。



健介の背筋に悪寒が走った。

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