呪島~ノロイジマ~
「そもそも幽霊騒ぎが起きたんわ、いつからじゃったかのぉ?」
「そうじゃのぉ……ことの発端は、竜太郎が赤ん坊の泣き声がするって言い出したんじゃなかったかのぉ?」
「おおそうじゃ! それじゃ!」
大輔が大声を出して頷いた。
「ありゃあ確か……ワシらが高校出て、親の跡継いで漁師になったばぁの頃じゃった」
「そうじゃ、でもちょっと待て」
「ん?」
「最初は赤ん坊の声じゃったんよなぁ……」
「おお、そうじゃ」
「その後……」
「ん?」
「竜太郎が自殺する直前……」
「うん」
「アイツ……小さい女の子が毎晩騒がしゅうて寝れんって言うとったよなぁ」
大輔は茂行の目を見つめた。
「そうじゃのぉ……ことの発端は、竜太郎が赤ん坊の泣き声がするって言い出したんじゃなかったかのぉ?」
「おおそうじゃ! それじゃ!」
大輔が大声を出して頷いた。
「ありゃあ確か……ワシらが高校出て、親の跡継いで漁師になったばぁの頃じゃった」
「そうじゃ、でもちょっと待て」
「ん?」
「最初は赤ん坊の声じゃったんよなぁ……」
「おお、そうじゃ」
「その後……」
「ん?」
「竜太郎が自殺する直前……」
「うん」
「アイツ……小さい女の子が毎晩騒がしゅうて寝れんって言うとったよなぁ」
大輔は茂行の目を見つめた。