呪島~ノロイジマ~
「何して遊ぶ?」


「はぁ? ふざんけんな!」



「う~~~~んとねぇ」


祐次を無視して女は考え込んだ。



そして嬉しそうな顔をする。





「滑り台」



「何言ってんだオマエ?」



足を斜面に踏ん張って、何とか体勢を立て直した祐次が睨む。




その瞬間、女が祐次の握るロープのすぐ上を手で掃った。





『バチィイ!』


物凄い音と共にロープが切れる。



「うわぁあああああああああ」


踏ん張っていた祐次は後ろにそのまま倒れ込む。





身体が宙に舞う。



そして祐次はそのまま頭から斜面を落ちていった。

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