呪島~ノロイジマ~
敦也と美絵は顔を見合わせた後で、恐る恐る様子を見に行くことにした。
心臓は爆発しそうなほどドキドキしている。
敦也が先頭でキッチンの中へと進む。
そこに倒れている人影を見て二人は驚いた。
「遠藤さん!」
「早紀!」
慌てて駆け寄ると早紀の身体を抱え起こす。
止まってはいるが頭から出血の跡があった。
――いったい何があったのだろう?
とりあえず二人は早紀をダイニングのソファーへと運んだ。
「どこかに薬あるかな?」
「さぁ?」
「ちょっと探して来る」
「待って、一緒に行く」
美絵は敦也と離れるのがイヤだった。
「でも、遠藤さんが……」
「大丈夫だよ、きっと」
美絵はそう言うと敦也の手を握った。
心臓は爆発しそうなほどドキドキしている。
敦也が先頭でキッチンの中へと進む。
そこに倒れている人影を見て二人は驚いた。
「遠藤さん!」
「早紀!」
慌てて駆け寄ると早紀の身体を抱え起こす。
止まってはいるが頭から出血の跡があった。
――いったい何があったのだろう?
とりあえず二人は早紀をダイニングのソファーへと運んだ。
「どこかに薬あるかな?」
「さぁ?」
「ちょっと探して来る」
「待って、一緒に行く」
美絵は敦也と離れるのがイヤだった。
「でも、遠藤さんが……」
「大丈夫だよ、きっと」
美絵はそう言うと敦也の手を握った。