呪島~ノロイジマ~
敦也は急いで二階に上がると、一番近い部屋のベッドから毛布と掛け布団を取り、階下へ駆けおりた。
裸の少女が抱き合っているシーンは、普段ならかなりヤバイって思うのだろうが、
残念ながら今は、まともな精神状態ではない。
敦也は美絵と早紀を包むように毛布と布団をかけながら、自分も背後から早紀の身体にくっついた。
「早紀、冷たいよ……」
「大丈夫だよ」
泣きそうな美絵の顔を、敦也はジッと見つめた。
二人は真ん中に早紀を挟んだまま抱き合い温め続ける。
冷たかった早紀の身体がほんのりと温かくなってきた。
「だいぶ温かくなってきたけど、もう少しこのままでいよう」
「うん。ごめんね敦也」
「え? 何で謝るの?」
「だって……私、ワガママばかり言ってる」
「ぁあ……気にしなくていいよ。そういうのも含めて、美絵の事が好きなんだから」
敦也に微笑まれて、美絵は真っ赤になった。
裸の少女が抱き合っているシーンは、普段ならかなりヤバイって思うのだろうが、
残念ながら今は、まともな精神状態ではない。
敦也は美絵と早紀を包むように毛布と布団をかけながら、自分も背後から早紀の身体にくっついた。
「早紀、冷たいよ……」
「大丈夫だよ」
泣きそうな美絵の顔を、敦也はジッと見つめた。
二人は真ん中に早紀を挟んだまま抱き合い温め続ける。
冷たかった早紀の身体がほんのりと温かくなってきた。
「だいぶ温かくなってきたけど、もう少しこのままでいよう」
「うん。ごめんね敦也」
「え? 何で謝るの?」
「だって……私、ワガママばかり言ってる」
「ぁあ……気にしなくていいよ。そういうのも含めて、美絵の事が好きなんだから」
敦也に微笑まれて、美絵は真っ赤になった。