呪島~ノロイジマ~
とにかく行ってみないことには始まらない。
幸雄の操船で船は島の反対側を目指して進んでいった。
ほとんど日が落ちている。ライトをつけているが夜間の海上は決して視界がよくない。
この先の出っ張った岩場を越えて回ったところが沖神港である。
幸雄は自然と船を沖に進めていた。
やはり沖神地区の岸は気味が悪い。少しでも離れた位置走りたいのである。
まずは上陸の前に、沖から港と保養所のあたりの状況が見たい。
岩場を大きく沖に迂回すると、沖神港が見えた。
保養所の一階に明かりがついている。
「お、電気点いとるがな」
幸雄が少しホッとしながら言った。
幸雄の操船で船は島の反対側を目指して進んでいった。
ほとんど日が落ちている。ライトをつけているが夜間の海上は決して視界がよくない。
この先の出っ張った岩場を越えて回ったところが沖神港である。
幸雄は自然と船を沖に進めていた。
やはり沖神地区の岸は気味が悪い。少しでも離れた位置走りたいのである。
まずは上陸の前に、沖から港と保養所のあたりの状況が見たい。
岩場を大きく沖に迂回すると、沖神港が見えた。
保養所の一階に明かりがついている。
「お、電気点いとるがな」
幸雄が少しホッとしながら言った。