呪島~ノロイジマ~
「とりあえず買いに行って来るよ」



「え? どこにですか?」


早紀が聞いた。


「島のお店にだよ」


「へぇ、お店があるんですか。ここ?」



「あるよ。って言っても、本当に小さなお店だけどね」


「ふ~ん」



「じゃあちょっと行ってくる」


輝之はそう言うと、係留している船に乗り込もうとした。

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