呪島~ノロイジマ~
「うわぁー全然雰囲気が違いますね」

島の南側に回ってくると、港には沢山の船が並び、民家が密集している。


輝之は空いているスペースに船を寄せると、早紀にロープを渡して係留を頼んだ。



早紀はそのロープを受け取ると、結び方が分からないまま適当に結ぶ。



「よし、行こうか」


「はい」


輝之に言われ、早紀は返事をするとその後ろをついて歩き始めた。

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