海と空の繋がり
・愛するが故に


「海、今日仕事終わったらちょっと付き合ってくれない?」


給湯室でコーヒーをいれていると、暗い顔をした麻美が話しかけてきた。


『いいけど、なんかあったの?』

「うん、まぁちょっと…。じゃあ、よろしくね。」


いつも元気な麻美にしては珍しいくらいの落ち込みよう。


ただ事じゃなさそうだ。


麻美の事が気になりつつ仕事をこなしていく。


仕事が終わり、空に今日は会えない事を伝え麻美と退社した。


少し騒がしいけれど居酒屋に入り、ビールやおつまみを注文。


『で、どうしたの?』


早速話を切り出して、本題に入る。
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