海と空の繋がり
漁港の仕事は朝が早い。
早起きしてお弁当を作り空を送り出す。
その後、私も仕事に行きお昼を少し過ぎた頃に帰宅。
空も15時頃には帰ってくる。
会社勤めの時は遅くまで残業があったけど、今は夜を2人でのんびり過ごす事が出来る。
誰も知らない場所での生活は順調にスタートした。
このまま何事もなく生活出来ると思っていたけど、やっぱりうまくはいかないものなんだね。
私達が選んだ道は、最初からこうなるって決まっていたのだろうか?
きっと、ここに来た時からカウントダウンは始まっていたんだね。
空が居てくれればそれだけでいいって思ってたのに。
2人で居る事がこんなに辛くなるなんて…。
私は知らなかった―――。