海と空の繋がり
店長さんに帰ってもらってしばらくすると、
「海!大丈夫か!?」
血相を変えて空が来てくれた。
『うん…大丈夫。』
「ごめんな。俺のせいだよな。」
『違うよ。空のせいじゃない。』
「本当にごめん。」
今にも泣きそうな顔の空。
私は空のこんな顔が見たいわけじゃない。
ただ、こっちに来たばかりの頃のように2人で一緒に笑い合っていたかった。
その日は一晩病院に泊まり私は翌日、空の迎えで家に帰ってきた。
夜になり、空にワガママを言ってあの海に連れてってもらった。