海と空の繋がり
・思い出の場所
「海ちゃん、お疲れ様。明日から海ちゃんが来ないと思うと寂しいわ。」
『そんな風に言ってもらえて嬉しいです。今までお世話になりました。』
「近くに来た時は顔見せに来てね。」
『はい。』
空と別れて5年の月日が流れた。
あの後私は、地元に戻り1人暮らしを始めた。
母にも連絡をして散々迷惑をかけてしまった事を謝り、今ではお互いが行き来するようになった。
最初こそぎこちなさが残っていたけど、今は一緒に暮らしていた頃よりもいい関係が築けていると思う。
母は今でも看護師の仕事を続けている。