海と空の繋がり


誰からも祝福されなくたっていい。


ただ私達が幸せなままでいられるなら、それだけでいい。


式の後はいつもの海に向かう。


空を見上げると、父と星が見えた気がする。


私達にそっと微笑みかけていてくれた。


「俺は海と出会って恋をして、1度も後悔してない。」

『うん、私も。』

「これからも2人で幸せなままでいような。」

『うん!』


私達の関係は決して許される事じゃなくても、


またこの先に困難が待ち受けてようとも、


この手を離さず共に歩いて行こうね、空。


おじいちゃんおばあちゃんになっても、


笑顔の絶えない2人で居たい。


それが私達の願い―――



【END】
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