海と空の繋がり
久しぶりに仕事帰りに空と誠くんのお店に行った。
「いらっしゃい。」
「よっ。俺、ビール。」
『私もビールで。』
今日はお客さんが少ない。
「そういえば、もう少しで空の誕生日じゃん?パァっとする?」
「いや、その日は海の誕生日でもあるんだよ。だから、2人でする。」
「マジ?誕生日一緒なの?」
誠くんはすごくビックリしている。
『私達も知った時はビックリしたよ。』
「すごい偶然だもんね。」
空と顔を見合わせて笑った。
この時は笑う余裕さえあったのに…。
真実を知ってしまったら、もう笑う事なんて出来ない。