余命5年と言われて(膠原病)

母親の指の腫れや痛みはたぶん、強皮症の症状だと私は思った。
混合性なので、他の膠原病の症状もたぶんあるのだろうけど。


強皮症は、内臓や皮膚のコラーゲン線維が硬くなる病気で、冷たい温度にさらされた時などに手指の先が白や紫に変色するレイノー症が起こる。
手指の腫れやむくみ、皮膚の硬化の他、傷が治りにくく、壊死、潰瘍をおこしやすい状態になる。


レイノー症も出ていた。
寒いときに指の先が紫色になるのだ。


でも、母親に少しでも膠原病の症状に似ているなどと言ったりすると、


「あんたは、そんなに私を膠原病にしたいのか?」


と言われてしまう。


「治ってる治ってる」


そう言わないと怒られてしまう。


でも、ついつい症状が出ているときには、やっぱり膠原病じゃないの?みたいなことを言いたくなる。
私としては、ほんとに膠原病なら治してあげたいから言うのだ。


それが母親には通じない。
膠原病だったら死んでやる。
そんな感じで言われるのだ。

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