余命5年と言われて(膠原病)
誰かに相談しなければ、もう私ひとりではどうにもできない。
「ねぇ、叔父さんに相談してみようよ」
私は母親に言った。母親も限界がきていたのだろう。そうすると言った。
叔父、母親の弟に電話をして家にきてもらった。そしてこの一年間のことを話した。
「どこが悪いのかわからない。でも、もうあそこの総合病院には行けない。他に良い病院ない?」
「総合病院なら他にもあるけど」
私はそのときには、混合性結合組織病の合併症ではないかと疑っていた。
それは肺高血圧症という病気だ。混合性結合組織病が悪化するとこの病気になる。肺と心臓が悪くなるのだ。
「心臓が悪いのかもしれない」
私は叔父にそう言った。