余命5年と言われて(膠原病)

と、いうわけで母親は病院で24時間酸素をつけているのだ。
でもそれについての説明はない。


入院してから2日目だったと思うが、夕方まだ私が病室にいるときに、母親が急にお腹が痛くなり、すごく苦しそうになったことがある。


「ハァハァ苦しい、苦しい」


少し収まったときに酸素を計ると84くらいに下がっていた。


「お母さん大丈夫?」


とても心配になった。
でも私は、帰らなければならない。
看護師に大丈夫でしょうか?と聞くと、もう大丈夫だと思いますと言うので、帰ることにした。


母親はもう死んでしまうのかもしれない。
本気でそう思った……。

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