余命5年と言われて(膠原病)

「あの先生、女の先生だったの?ずーっと男だと思ってた」
と、母は退院してから言うくらい、男らしい先生だったのだ(笑)


すぐに話を聞いてくれるということで、会議室みたいなところに通された。


私は早速話しはじめた。
「何故、酸素が急に外れたんですか?もう一生酸素が必要だと言いましたよね?そりゃない方がいいに決まってますが、家に戻れば医者はいないんですよ。本当に大丈夫なんですか?」


「いろいろ話し合って必要ないということがわかったんですよ!いい事に変わったんだからいいじゃないですか!」


なんだ、その言い草は!
ちゃんと説明してくれと言っているのに!


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