《番外編》幕末にゃんにゃん2





「……開ければよいではないか」




――――スッ




「何の躊躇もねーな」



「さすが一君」




何の躊躇もなしに戸を開けた斎藤に対して、原田と藤堂は順に感想を述べた。




「むッさすがとはどういう意味だ。返事がないのだ仕方あるまい」




失敬なとでもいいたげに、藤堂を斎藤は睨んだ。




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