《番外編》幕末にゃんにゃん2
――数時間後――
「姫時ちゃん?熱でたって聞いたから来たんだけどよ?起きてるか?……返事ねーな」
「なんだ?寝てるのか?」
「いいじゃねーか。開けてみれば」
永倉、藤堂、原田の順に三人は姫時の部屋の前で話していた。
そこへ、音もなく斎藤が現れた。
「どうした。新八に左之に平助。揃って姫時の見舞いか?」
「お、斎藤。そうなんだが返事がなくってよ」
永倉は、どうしたものかと眉を下げた。