溺愛レッテル
「別に嫌いじゃないさ。あのコ、一緒にいるとオモシロイから」

「あっそ。それじゃあ…」

春彦は嶺の手を振り払うと、逆転。それまで嶺がしていたのと全く同じ体勢をとった。

そして、捨て台詞でもはくかのように、嶺の耳元で7字だけささやいた。


「宣戦布告」


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