溺愛レッテル
顧問はとても厳しいはずなのに、練習をサボってまでして思いを告げてくれたのだ。

そうやって考えれば考えるほど、さらに足の鉛が増えた。


「…戻ろ」

再び動こうとしたその時

「美人も大変だねぇ」

「?」

急に声をかけられ、思わず肩を上げた。

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