溺愛レッテル
Ⅳ,その口から
1
豪雨は、翌日にかけても降り続いていた。
あれから何事もなかったかのように回復し、詰朝から授業を受ける私だったけれども、その横で妙によそよそしい態度をとっている春彦には、さすがにこちらも平然としてはいられなかった。
何を話しかけてよいやら。
見かねたカナは、ため息混じりで私より先に春彦に話しかけた。
あれから何事もなかったかのように回復し、詰朝から授業を受ける私だったけれども、その横で妙によそよそしい態度をとっている春彦には、さすがにこちらも平然としてはいられなかった。
何を話しかけてよいやら。
見かねたカナは、ため息混じりで私より先に春彦に話しかけた。