溺愛レッテル
「ああ、有理から聞いたよ。よろしくね」

言ってません。

さすがは発案者。
私とは正反対で、いかにも『彼氏』といった振る舞いだ。

それにしても、どうしてわざわざ私のところに来たのだろう。


「何か…用?」

周囲をキョロキョロと見回しながら、恐る恐るたずねた。

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