溺愛レッテル
「ああ…」

『計画』だったのか。
初めからそう言っておいてくれれば良いものを。

私に余裕がないことを汲み取ってのことなのか、一人でどんどんと話を進めているようだ。


気が抜けて、つい持っていたバッグを落とした。
ドサッと言う音と共に、床のわずかなホコリが舞った。

< 55 / 150 >

この作品をシェア

pagetop