溺愛レッテル
何を言って良いやらわからなくなったんだろう。

そりゃあそうだ。
いくら尋ねられたからとは言え、こんな話をされたら誰だって黙り込むしかない。

「ごめんなさい。別に聞きたくなかったわね」

「…」

「でも、もうどうでもいいの。あんなの」

「…有理」

< 71 / 150 >

この作品をシェア

pagetop