溺愛レッテル
「一人で水の中にいたら変じゃない。道連れよ、道連れ」

「嫌な感じたなぁ。素直じゃない女は嫌いだ」

眉間にしわを寄せながら舌を突き出してやると、嶺も意地の悪そうな笑みを浮かべて反撃をしてきた。

水を手に汲んでは投げ付けるようにかけて、また汲んではかけて、の繰り返し。

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